秋に咲く紫陽花があるのは本当？秋色アジサイとは？

「秋に咲くアジサイがあるっていうのは本当？」

紫陽花と言えば梅雨に咲く植物なのはご存知だと思います。雨と紫陽花ってとても風情があって良いものなのですが、実は秋に咲く紫陽花があるという噂を耳にしました。

でも秋に紫陽花が咲いたら気味が悪いですよね？異常気象とか思って心配になってしまいます。

でもよーく考えてみると秋に咲いている紫陽花ってあまり見覚えがないんですよね。秋に散歩とかしていてもし紫陽花が咲いていたら珍しいですから印象に残るはずです。

でも私は記憶にない・・・どういうことなんだろう・・・調べてみました。

秋に咲く紫陽花ではなく秋まで咲いている紫陽花はある

紫陽花の旬といえば初夏の時期ですよね。梅雨の雨がとても似合う花です。そんな紫陽花ですが秋まで咲いている品種はあります。

紫陽花の品種によっては花が咲く時期が7月～9月が花期で9月まで咲いていてもおかしくはなかったりするんです。

秋色アジサイって聞いたことないですか？

「知っている！アジサイの品種の一つでしょ？」

って思う人も多いと思います。しかし実は秋色アジサイという品種は昔は存在しなかったんですよ。

秋色アジサイという言葉はアジサイの品種ではなく秋になって紫陽花の花の色が退色してくすんだ感じになっている事を指します。

上の画像のように秋になって少しくすんでいて艶がなくなっている紫陽花のことを秋色アジサイと呼んでいました。

ユミ

6月の瑞々しいあじさいも素敵ですが、枯れかかっているアジサイって意外と風情を感じませんか？私はこの画像をみて、秋に咲いているアジサイを探したくなりました。

しかし近年になって、「秋色アジサイ」と呼ばれる品種のアジサイが誕生しました。

秋色あじさいと呼ばれる品種は？

どのような意図の品種改良をされた紫陽花なのかといいますと、とても綺麗に退色するように改良した品種のことを総称して秋色アジサイと呼ばえるようになりました。

これらの品種は秋まで咲き続けることも多く、初夏の花の色と秋の花の色が変わっていくのが特徴です。

紫陽花の品種の中にタマアジサイという種類のがあります。

上の画像がタマアジサイなのですが、普通の紫陽花とは少し花のつき方が違うと思います。

このタマアジサイの花期は7月～9月と言われていて遅咲きの所は9月にずれ込むために秋に紫陽花が咲いているという事が起こりえます。

このタマアジサイ。なぜ「タマ」と名前が付くかというと玉のような形をしたすごく特徴のある蕾から由来されたそうです。

紫陽花の品種の中に「四季咲きヒメアジサイ」「ミヤケトキワアジサイ」「タイワントキワアジサイ」という種類があるのですが、それらは梅雨から花が咲き始め、秋になっても新しい花を咲かせたりします。

よく見かけるのは四季咲きヒメアジサイですね。6月から12月まで花を咲かせ続けるというとても不思議なアジサイで長く花を楽しめる事と、花の色がとても綺麗ということで最近人気の品種らしいです。

12月まで咲くので紅葉の季節に紫陽花が咲いているというとても珍しい光景を目のあたりにできる事もありそうですね。

今度紅葉に行く際に秋に咲いている紫陽花も一緒に見れるところを探そうと思いました。