つくしは、春になると道端で見かけるおなじみの植物です。春を感じるかわいい姿ですよね。みなさん、そんなつくしを漢字で書くことができますか?
つくしは「土筆」と書きます。これはご存知の方が多いでしょう。
ところが、これ以外にもつくしを現す漢字があるのです。ご紹介したいと思います。
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つくしを漢字で書くと土筆と書く理由とは?
つくしと言えば「土筆」の漢字を思い浮かべると思います。
胞子茎の部分の形が「筆」に見えること、その「筆」が「土」から生えてきていることから、「土筆」という漢字で現すようになりました。当て字ですね。
つくしの見た目通りのわかりやすい漢字ですね。覚えやすいです。
つくしの名前の由来の説は?
つくしの漢字についてご紹介してきましたが、「つくし」という言葉には他にも説があります。
一番有力なのが「付く子」です。スギナに付いている子供のようだということで、スギナに「付く子」となったのです。
また、つくしの茎にはハカマがありますよね。このハカマで継ぎはぎ状態になっていることから「継く子」となったという説もあります。
また、土から突き出して生えていることから、「突く子」という説もあります。どれもユニークな説ですね。ひとつの言葉にもこれだけの説があるということに驚きました。
実はつくしは別名があった?ご存知ですか?
つくしは、土に生えている筆をイメージした「土筆」という漢字がピッタリです。しかし、実は他にもつくしの漢字がありました。
「筆頭菜」です。これをつくしと読める方は少ないのではないでしょうか。
「筆」の「頭(先端)」のような「菜」という意味です。これもつくしの見た目を現していますね。
この漢字は中国語と関係しています。中国語ではつくしを「笔头菜」書きます。「笔」=筆、「头」=頭を意味します。
「筆頭菜」は、日本人ではなく、中国人の感性がもとになっている漢字なのですね。
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ちなみにスギナは漢字でどう書くの?
みなさんご存知だと思いますが、つくしはスギナの胞子茎です。
スギナは花を咲かせることがなく、胞子によって繁殖していきます。つくしは、そんなスギナの胞子をつけた茎なのです。
スギナは根が深く、生命力が強いことから「地獄草」と呼ばれることもある雑草です。
このスギナは漢字でどう書くと、「杉菜」となります。
これは、スギの木の形を似ていることが関係しています。確かに、杉の木のミニチュア版という感じがしますよね。
土筆と同じように、見た目通りのわかりやすい漢字です。
ユミ
あとがき
ここでは、「つくし」という言葉についてスポットを当ててみました。
「土筆」「筆頭菜」「付く子」「継く子」「突く子」など、色々な言葉があることに驚きました。
春につくしを見かけた時には、つくしの漢字について思い出してくださいね。
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