森の中や公園などで可愛いどんぐりの姿を見つけると嬉しくなりませんか?
どんぐりとは、ブナ科のカシ、ナラ、カシワなどの樹木の果実の総称です。子供のおもちゃとして楽しまれたり、工芸品の材料などに用いられてきました。
しかし、このどんぐりは食べられるということで注目されているのです。一体どんな味がするのでしょうか?
どんな風にして食べるのでしょうか?調べてみたいと思います。
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どんぐりって実は食べられるっていうのは本当?
栄養や期待できる効能は?
どんぐりは縄文時代には主食として食べられてきました。大量のどんぐりを貯蔵していたことがわかっています。
どんぐりには様々な種類があり、アクが強いものが多いのですが、アクが弱いものは栗のような甘みを感じるどんぐりもあります。甘みや香ばしさを感じるでしょう。
どんぐりは約70%が炭水化物、約20%が脂肪、約6%がタンパク質となっています。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ミネラル、葉酸、食物繊維などが含まれており、栄養価に優れた食材なのです。
だから昔の人は、どんぐりを飢餓や食料難にならないための非常食としてきたのです。
そして、最近どんぐりに期待できる効能として注目されているのが「デトックス効果」です。
どんぐりに含まれている「アコニック酸」という成分は、体に溜まった重金属などの有害物質の排出をスムーズにしてくれる効果に優れているというのです。
さらにどんぐりに含まれている脂肪酸である「オレイン酸」「リノール酸」「リノレン酸」「アラキドン酸」「不飽和脂肪酸パルミトレイン酸」は、悪玉コレステロールを減らしてくれると期待されている優れた脂肪酸なのです。
コレステロールや中性脂肪を気にしている方にも嬉しい食材と言えますね。
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どんぐりってどういう風に食べるの?
どんぐりは実を粉にしてどんぐり粉として使う?
どんぐりのメジャーな食べ方として、どんぐり粉にする方法があります。簡単に作れるどんぐり粉の方法をご紹介しましょう。
どんぐりを食べる時に気を付けたいポイントは2つ。
1つは虫が入っていないか確認することです。もう1つはアク抜きをすることです。拾ってきたどんぐりは、まず1日水につけてアク抜きをします。
水につけて浮いたものは虫食いのどんぐりなので、沈んでいるどんぐりだけを使いましょう。
鍋にどんぐりを入れて茹でていきます。ここでさらにアク抜きをします。沸騰したら水を交換するという茹でこぼしの工程を数回繰り返します。
茹で終わったらナイフなどで皮を剥きます。ミキサーで撹拌したらフライパンで炒りながら水分を飛ばして完成です。
出来上がったどんぐり粉は、クッキーやパンやお団子の材料として活用することができます。スーパーフードを使った体が喜ぶスイーツを作ることができるでしょう。
どんぐりは煎って食べると美味しいの?
どんぐりを簡単に食べるなら煎って食べるのがおすすめです。
まず、どんぐりを一晩水につけてアク抜きをします。浮いてきたどんぐりは虫食いのものなので、取り除きます。
その後水分がなくなるまで乾燥させたら、フライパンで煎っていきます。皮を剥く必要はありません。はじける危険があるので、蓋をして煎るようにしましょう。
焦げる前に火を止めたら完成です。触れるくらいの熱さになったら皮を剥いて食べてみましょう。
そのまま食べても良いですが、炊き込みご飯の具材にしたり、砕いてクッキーなどに入れても美味しいです。ほのかに甘みを感じることができるでしょう。
まとめ
子供のころに集めて遊んでどんぐり。実は縄文時代には主食として食べられてきた歴史ある食材なのです。
そしてこのどんぐりがスーパーフードとして注目されています。デトックス効果や悪玉コレステロールを抑える効果など、優れた効能がたくさん。
どんぐり粉にするなど上手に調理してどんぐりパワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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