奮発して高価な牛肉を買ったのに、茶色に変色していた経験ってありませんか?
腐っているのか?それとも、何か変色する他の原因があるのか?
判断がつかないと不安になりますよね。食べてみないと分からないでは、怖いですものね。
そこで、牛肉が変色し得る色、茶色、灰色、緑色の色別に原因を解説していきたいと思います。
合わせて、牛肉の変色を防ぐ方法もご紹介しますよ!
これで安心して、牛肉の味や香りを楽しめますね。
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牛肉が茶色く変色してしまう理由は2つの可能性がある?
① 加工日が新しく、買ってきたばかりの牛肉の場合
実は、解体されたばかりの牛の肉は、茶色いのです。
ただそれが、牛肉に含まれているタンパク質の一種「ミオグロビン」という色素を空気に触れさせることにより、赤く変色します。
ミオグロビン内の鉄分が酸化したことにより、起こるのです。
ですから、解体されて空気にあまり触れていない牛肉は、茶色いままです。また、表面は赤色でも、肉同士が重なりあっている箇所が茶色い理由は、そのためです。
② 保存状態が悪かったり、消費期限が迫っている、また過ぎている牛肉の場合
腐敗しているために、茶色に変色しているのです。
① と②の違いが気になりますよね。
その見分け方は簡単です。冷蔵庫から出し、真空パックの場合は封を開け、室温に30分ほど置き、空気に触れさせます。
赤く変色したならば、新鮮な証拠ですし、茶色いままなら傷んでいるということになります。
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牛肉がグレーに変色することがある?食べても大丈夫?
先にお話しした、牛肉のタンパク質成分「ミオグロビン」が、酸化する前の状態である可能性がありす。
実は、はっきりとした茶色ではなく、グレー色と認識されることもあります。微妙な色の違いだけなのです。
一方で、腐敗が進行している可能性も捨て切れません。
ですので、室温で30分空気にさらしてみて、赤く変色するかどう確認するのが一番ですね。
牛肉が緑色に変色することもある?食べても大丈夫なの?
脂の乗った旬のマグロやカツオの刺身が、緑色にキラキラ反射して見えることってありませんか?
当然、刺身として出されているのですから、新鮮な状態です。
あれが牛肉にも起こっているのです。
牛肉の筋繊維を垂直に切ると、断面から酵素の一種である「ビルベンジン」という色素が染み出てきます。それが光に反射して、緑色に光って見えるのです。
もちろん美味しくいただける状態なので、ご安心を。
ただ、光に反射して緑色になっているのではなく、肉が緑色に変色しているときは、要注意です!
それは、腐敗がかなり進行している証拠なのです。
この場合は、室温に30分置く方法では確認ができません。
今からご紹介する点を確認してみて下さいね。
鼻につく腐敗臭がする。
ヨーグルトのような酸っぱい臭い。
尿のようなアンモニア臭。
異常にヌルヌルしている。
肉に粘りがあり、糸を引いている。
ドロッとしたドリップ(肉から出る薄い赤色の細胞液)が出ている。
以上のような、状態の変化が感じられたら、完全に腐っています。
もちろん、焼いても食べることはできませんよ!むしろ、火を通すとより一層強烈な臭いを発します。
見た目の緑色だけではなく、合わせて臭いや触れた感じを確認してみる必要がありますね。
牛肉の変色を防ぐ方法ってあるの?
やはり、空気に触れさせることが一番良くありません。腐敗を進行させる原因となります。
牛肉を購入したら、すぐにパックから出し、1回で使い切れる量に小分けにします。
それぞれをぴっちりとラップでくるみ、更に、保存袋に重ならないよう平らに入れ、空気を抜きながら封をすると良いですよ。
冷蔵保存する際は、チルド室がベストです!もし、チルド室がない場合は、なるべく温度変化の少ない場所に置くようにして下さいね。
何より、早く食べ切ることが一番です。
でも、すぐには食べ切れないなあってことありますよね。そんな場合は、冷凍保存をお勧めします。
保存前の下準備は、冷蔵の場合と同じで、あとはなるべく急冷を心掛けて下さい。
あれば急冷室を利用し、ない場合は、ステンレスバットに乗せて冷凍庫へ。それにより、一層日持ちがするようになります。
まとめ
牛肉の色が変化する原因と、食べられるかどうかの判断基準をお話ししてきました。
茶色、グレー、緑色。
何れにしても腐敗が進んでいる可能性があります。室温で30分空気にさらして確認するのと同時に、臭いや触感の確認もお忘れなく。
せっかくの牛肉を、不安のまま口にすることがないよう、ご紹介した方法で確認してから、安心して美味しく召し上がって下さいね。
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