食事やお弁当でも大活躍のきゅうり。緑色のアクセントや食感が魅力として、人気の野菜ですよね。
そんなキュウリと言えば「皮にあるトゲ」が特徴の一つともなっています。でもなんできゅうりにはトゲがあるのか疑問に感じられた方もいらっしゃると思われます。
そこできゅうりにあるトゲの解明と、根本的にイボが無い品種についてご紹介します。
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栽培されているきゅうりは尖ったトゲがついている理由とは?
スーパーできゅうりを購入される方もいれば、家庭菜園できゅうりを育てている方もいらっしゃいますよね。
そんな栽培されているきゅうりを観かけた事がある方は多いと思われますが、栽培されているきゅうりにはチクチクとしたトゲがありますよね。
明確な理由は明らかにされていませんが、このトゲは果実がしっかりと完熟されていない状態で動物等の被害を防ぐ為に付いているとの理由があります。
トゲがある状態はまだしっかりと完熟されていない未熟な状態となっており、この状態で動物に食べらしまわないようにトゲがあるようです。
未熟な状態で食べられてしまっては子孫を残す為の種子もしっかりと出来上がっていない状態となってしまいます。
その為、より多くの子孫がしっかりと残す事が出来るように完熟状態になるまでトゲを付けていると考えられています。
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スーパーに出回る頃にはトゲではなくイボイボになっている
スーパーできゅうりを購入する頃には刺さるようなトゲではなく、イボイボになっていますよね。
トゲがイボイボになっているという事はきゅうりが完熟状態になっている事の証ともなります。
トゲがあると人間でなくても食べるときに痛みが生じてしまいますが、イボイボだと食べても傷みを感じる事がなくなります。
つまりイボイボの状態はしっかりと完熟され食べ頃の状態となっている事を表しています。
トゲが目立つようなきゅうりは未熟となっている事で、きゅうり独特の苦みを感じてしまいますが、イボイボになる頃には苦味は緩和されており、美味しく食べる事が出来ます。
トゲが鮮度の見分けるポイントだけれどイボがないきゅうりの種類もある!
きゅうりはトゲが目立つ程、鮮度抜群なきゅうりとなっており、鮮度を見分ける大きなポイントともなります。
そんなキュウリのトゲのない品種もあるのです。それが「ブルームレスきゅうり」です。
きゅうりを購入した際に白い粉のような物が付着している事を観かけた事がある方が多いと思われます。
これはきゅうりに含まれている糖質ブルームが表面に現れる事で白っぽくなってしまいます。
これが現れるほど美味しいきゅうりの証でもありますが、ブルームが現れない様に品種改良された種類がブルームレスきゅうりです。
ブルームレスきゅうりはブルームの発生だけでなく、トゲがなくツルツルとした表面となっているのです。
このブルームレスきゅうりは食品加工業等できゅうりの消毒を行う際にトゲがあると満遍なく消毒が出来ない事により、雑菌が残ってしまう可能性があるとして開発された品種です。
トゲが目立つ程、美味しいとされているきゅうりですが、トゲの無いきゅうりであるブルームレスきゅうりはトゲのあるきゅうりと美味しさを比較しても変わりはなく美味しく味わう事が出来ます。
ただ個人的に家庭菜園にてきゅうりを育てている方にとっては収穫の目安になったり、トゲがある方が美味しそうに感じられる事で、ブルームレスきゅうりは一般的にはあまり普及していない種類となります。
あとがき
きゅうりのトゲには子孫をしっかりと残す為という目的がある事で付いているのです。
そんなきゅうりのトゲは家庭菜園等を行っている方でない限りなかなか観る機会はありませんが、購入する頃のきゅうりは丁度食べ頃となっているので美味しく食べる事が出来ます。
またトゲの無い品種、ブルームレスきゅうりという種類も流通されているので、観かけたらきゅうりの食べ比べを行ってみては如何でしょうか。
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