なすが安くなってくると夏が来たなと感じます。
なすって和・洋・中どれにでも使えますし、袋で買っても数本ずつ使い分けられるのでとても便利な野菜ですよね。しかし、寒さに弱いデリケートな野菜でもあります。
そんななすの鮮度を見分けるポイントはどこにあるのでしょうか?
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なすの種って何色が普通なの?
なすの種はクリーム色の果肉部分とほとんど変わらない色をしています。そのため、鮮度のいいなすを切った時こそ種と果肉の区別がつきにくいと感じるはずです。
普段なすの種を意識して食べていなかった方はそれだけ新鮮ななすを食べてきた証拠かもしれませんが、今後はなすの鮮度チェックのためにもちょっと意識してみてくださいね。
種の色が目立たない新鮮ななすを使って調理すると料理の見栄えも良くなります。天ぷら、塩野菜炒め、なすグラタン、チーズ焼きなどの薄色で仕上げたいメニューに使う時はまさにそうではないでしょうか。
なすの種が黒くなってしまう原因は何?
なすは高知県や熊本県などの暖かい地方で多く作られています。そのため寒さに弱く、冷蔵庫で長期間保存しているうちに劣化が進んでしまいます。
さらに90パーセント以上が水分でできているということからも傷みやすい野菜であることが想像できますね。傷んできたなすは種の色が黒くなってくるのが特徴のひとつですが、買ってきたばかりでもすでに種が黒くなっているものもあります。
そんな時はちょっとがっかりな気持ちを抑えつつ、マーボーなすや味噌野菜炒め、煮浸し、トマト煮などに使ってみてください。調味料の色の濃さで種の色を目立たないという工夫です。
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変色しているなすを食べても大丈夫?
傷み始めたなすの種は徐々に黒くなっていきます。
また、果肉部分も茶色っぽくなったり全体的にやわらかくハリのない感じになってしまいます。見た目も食感も良いとは言えませんが、このくらいなら食べてもまだ問題はありません。
なるべく早いうちに調理して食べ切ってしまいましょう。さらに劣化してくると果肉の変色部分が全体に広がって皮までも茶色くなり、ぬめりや異臭などがしてきます。
ここまでくるとさすがに食べられないと判断して処分しましょう。
美味しいなすの見分け方とは
美味しいナスは皮にハリがあり、つまんでみた時にぶにゅっとしたりせずぎっちりと果肉が締まっている感じがします。ヘタのがく部分もピンと張ってとても元気がいいです。(わたしは調理中何度か指に刺さって思いのほか痛くてびっくりしたことがあります。)
さらに、収穫の際に切り落とした首の部分も見てみると太くてしっかりしています。外見からなすの良さを確認するにはこれらをよくチェックしてみてくださいね。
切った後は種の色や果肉の色が黒っぽくなり始めていないかどうかで鮮度の良し悪しがわかります。切り口がキレイなクリーム色をしていれば合格でしょう。
あとがき
なすは劣化してくるとアクもさらに強くなります。
そこで思い出したのは「こじらせ女子(男子)」なんていう言葉でした。アクの強い「こじらせ茄子」になる前に美味しく食べてしまいましょうね!
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