きのこ類はバター炒めや鍋料理とさまざまな調理で味わえる食材ですよね。中でもしめじは、比較的安価に購入できるとあり、家庭でも登場する機会が多い食材となっています。
さて、しめじをよく食べられている方の中にはしめじを食べた時「苦い」と感じる方もいらっしゃいますよね。
苦味があると「鮮度が落ちているのでは」と感じてしまいますよね。でもしめじの苦味の原因は鮮度ではないのです。
今回は【しめじの苦味は鮮度ではなく調理法が原因なのでは?】という真相に迫ってみたいと思います。
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しめじが苦い原因は鮮度?それとも調理方法?
しめじを食べた時に「苦い」と感じる事があります。多くの方が「鮮度が落ちている」と思ってしまいますよね。
でもこの苦味の原因に鮮度はほとんど関係ありません。大きく関係しているのは【調理方法】なのです。
しめじには「テルペン」という成分が含まれています。テルペンは脳卒中や心筋梗塞等に効果が期待できる成分として、近年注目されている成分です。
良い効果が期待できるテルペンですが、この成分が苦味の原因だったりするのです。
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しめじの苦味を和らげる調理方法は?
しめじの苦味の原因はテルペンという成分が原因となっています。この成分は加熱時間が長くなる程、苦味が強くなる性質があります。
つまり、煮込み料理等において長時間加熱し過ぎると苦味が強くなってしまうので、加熱し過ぎない事です。
また、石づきをしっかりと取る事も苦味を和らげる方法となります。石づき付近には小さなしめじが生えている事があります。
小さなしめじ程、テルペンが多く含まれているので、石づきはきちんと取ると良いですね。
実は冷凍すると苦味が和らぎ旨味が増す
しめじを使用する時、生食のまま調理する事がほとんどですよね。しかし、冷凍する事で苦味が和らぐ事をご存知でしたか?
しかもしめじの旨味アップにも効果的なのです。しめじを冷凍すると、しめじに含まれている水分が凍り結晶となります。この結晶が苦味成分を破壊してくれるので、苦味の緩和となります。
また冷凍させる事でしめじに含まれている旨味成分「グルタミン酸」や「アスパラギン酸」をより感じる事ができる事で、生食で食べるよりも美味しさが感じられます。
ただ、冷凍させる前に水で洗わない事が重要となります。水の水分が吸収されると苦味が強くなる原因となる上、品質の劣化に繋がってまいます。
ホワイトぶなしめじは普通のぶなしめじよりも苦味が弱い?
一般的に購入する事が多いしめじは「ぶなしめじ」かと思われます。
しかし、2002年にぶなしめじの品種改良によって誕生した「ホワイトぶなしめじ」はぶなしめじよりも苦みが弱い性質があります。
しめじ独特の苦みが嫌いという方も多くおり、苦味が少なく甘味がアップした品種とされているのがホワイトしめじなのです。
その為、苦味が苦手でぶなしめじが食べられない子供であっても、ホワイトぶなしめじは食べる事ができたという子供が多くいらっしゃいます。
しめじ嫌い克服にホワイトぶなしめじはお勧めと言えますね。
あとがき
しめじの苦味の原因、それは火の通しすぎという調理方法に大きな原因があるのです。しめじを冷凍させる事によって、苦味の軽減だけでなく旨味がアップできる事を初めて知りました。
また、ぶなしめじよりもホワイトぶなしめじの方が苦味が少ないので、しめじ嫌いな方は是非克服されてみては如何でしょうか。
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