「しめじ」と聞いてどんなきのこを思い浮かべますか?
スーパーでよく見かけるぶなしめじの他に、本しめじという種類があることをご存知でしょうか。今回はその2種類の違いについてまとめてみました。
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ぶなしめじとは?
わたし達がいつもスーパーで見かける袋状のパックに入ったしめじは「ぶなしめじ」のことを指します。
100円前後で販売されており、価格がわりと安定しているのでよく買うという方も多いのではないでしょうか。
椎茸と違って傘よりも軸の部分を楽しむ印象ですが、その軸部分は程よい噛み応えとつるっとした食感で食べやすくもあり、幅広い料理に使える便利なきのこです。
きのこ嫌いの方は傘部分が苦手という声が多いのですが、ぶなしめじなら食べられるという方がいるのもわかる気がしますね。
日本で主に流通しているのは人工栽培されたものだそうです。そういえば傘の白いぶなしめじも見かけるようになりましたが、こちらの方が若干甘みが強いということです。
本しめじとは?
本しめじを目にしたことがある方は意外と少ないかもしれませんが、一度でも見たことがある方ならぶなしめじよりも松茸に似ていると感じるのではないでしょうか。
それくらいぶなしめじと比較しても明らかに傘も軸も大きく、軸の下の方は膨らんでいていかにもボリュームがあります。
本しめじはぶなしめじと違って生きた木で育つため、人工栽培が難しいとされてきました。
しかし次第に成功するようになり、今では「大黒本しめじ」などが流通するようになっています。
大黒様のおなかのように膨らんだ軸から名付けられたんだそうですよ。一部デパートや通販ショップなどで購入できますが、なかなかいいお値段がしています。
これをぶなしめじと間違えてしまうのはちょっと申し訳ないですね…。
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味はどっちが美味しいの?
「香り松茸、味しめじ」という言葉を聞いたことがありますか?
それは本しめじの特徴を表している言葉です。松茸のような香りがするなんて、本しめじはなんて魅力的なきのこなのでしょうか。
食べ物のいい香りというのは脳に美味しさを感じさせる大切な要素でもあります。また、ぶなしめじと本しめじの価格差から考えても本しめじの方が明らかに高級品だとわかりますよね。
これらを総合して考えてみると本しめじの方が断然美味しそうな気がしますし、実際にうまみが強いとされているのも本しめじの方なのでこちらに軍配が上がります。
ただ、香り高い食べ物が好きな方ばかりでもないですし、食べ慣れた味やつるっとした食感に魅力を感じる方にとってはぶなしめじこそ最高!ということだってあるかもしれませんね。
まとめ
ぶなしめじはその昔「本しめじ」という名で売られていた時期もあったそうです。
そんなことがあったのならぶなしめじと本しめじが混同してしまうのも頷けますね。しかし、当然ながら両者にはちゃんとした違いがあるんです。ぜひ覚えておきましょう。
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