柑橘類の酸味は料理に欠かす事が出来ない存在ですよね。
日本国内では多くの柑橘類がありますが日本料理でもお馴染みの「すだち」「かぼす」「ゆず」の違いを説明する事はできますか。
今回はすだちとかぼすとゆずの違いと簡単な見分け方についてご紹介致します。
▶ すだちの使い道は?大量に手に入った時や汁以外の使い方は?
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すだちとは?
すだちは徳島県の特産品ともなっている柑橘類です。日本全国で流通されているすだちの90%が徳島県産ともなっています。
大きさはゴルフボールと同じ位で40g程。程良い酸味と豊かな香りが魅力で、搾り汁は焼き魚といった料理との相性が抜群です。
疲労回復効果となるクエン酸や免疫力アップが期待できるビタミンCがたっぷりと含まれており、健康面にも美容面にも優れた食材です。
スーパー等で観かける事ができるすだちは緑色となっている事がほとんどですが、完熟状態になると黄色くなります。
緑色の未熟状態の方が、より香りを楽しめるとして多く流通されているのです。
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かぼすとは?
かぼすは大分県の特産品ともなっている柑橘類です。日本全国で流通されているかぼすの90%が大分県産ともなっています。
大きさはテニスボール程で100~150g程。ゆずの近縁種とされています。
独特な香りと強い酸味を楽しめるとしてジュースやお酒の割材、料理のアクセントと幅広く使用されています。
クエン酸やビタミンCが豊富に含まれています。日本においては食酢として古くから使用されており、「ふぐ料理」に欠かせない柑橘類です。
完熟状態は黄色くなりますが、未熟状態である緑色の方がよりかぼすの風味を楽しめるとして、緑色の状態が一般的です。
ゆずとは?
ゆずは高知県の特産品ともなっている柑橘類で、高知県のみならず全国各地で栽培が行われています。
大きさはテニスボール程で120g程。独特な香りと強い酸味を楽しめるとしてジュースやお菓子として食されています。
さらにゆずは独特な香りが人気が高く、皮は料理のアクセントや入浴剤、アロマ剤といった日常生活の中でも重宝されています。
クエン酸やビタミンC、リンゴ酸が含まれており疲労回復効果も期待できます。
ゆずは元々、中国が原産とされていますが、唐の時代に遣唐使によって日本へ導入されたと考えられています。
3つの違いと見分け方は?
味の違い
- すだち:強すぎないマイルドな酸味と爽やかな香り
- かぼす:強い酸味と独特な香り
- ゆず:強い酸味と独特な香り
季節は?
- すだち:露地栽培8月中旬~10月中旬、ハウス栽培4月~8月中旬、冷蔵保存されている事で通年で出荷されています。
- かぼす:8月~12月
- ゆず:青ゆず8月、黄ゆず11月~1月
見分け方は?
- すだち:緑色でぐるふぼーる程の大きさ
- かぼす:緑色でテニスボール程の大きさ
- ゆず:緑色や黄色でテニスボール程の大きさ、表面がデコボコしている
日本で栽培された時期は?
- すだち:江戸時代頃
- かぼす:1971年頃
- ゆず:奈良時代頃
あとがき
すだちもかぼすもゆずもそれぞれ異なる酸味や香りを楽しむ事ができ、料理のアクセントや加工品に欠かせない存在となっています。
見分け方もそれ程難しくないので、購入される際の参考にして頂ければ幸いですね。
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