タラの芽にはオスとメスがあるという話を聞いたことがありますか?山菜採りをする方ならご存知だと思います。
「男だら(オダラ)」、「女だら(メダラ)」と呼ばれており、見た目も味も違うのです。
見分け方やおすすめレシピなどをご紹介したいと思います。
タラの芽って英語で何ていうの?外国では食用されているの?
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タラの芽にはオダラとメダラがある
オダラの特徴は?
山に自生しているタラの芽は、ほとんどがオダラです。タラの芽はタラノキという木の新芽です。
オダラが生えているタラノキには、たくさんの棘があるのが特徴です。
幹や枝に棘がり、表面もゴツゴツしています。タラの芽採りをする方にとっては、タラの芽=とげのイメージが強いでしょう。
さらに、オダラの最大の特徴はタラの芽特有の苦味です。とても強い苦味があるので苦手という方も多いです。
苦味の少ないタラの芽を食べ慣れている方がオダラを食べるとびっくりします。
しかし、タラの芽好きの方に言わせると、このオダラの苦味こそがたまらなく美味しいのです。
メダラの特徴は?
昔から自生しているオダラは、とにかくとげが多いため、流通用として栽培するには不都合な木です。
そこで、とげのないタラノキが品種改良されたのです。とげに煩わされることなく収穫することができるようになりました。これがメダラです。
また、自生しているタラノキの中にもメダラを見ることがあります。これは突然変異により生えてきたものです。
メダラにはオダラのような強い苦味がなく、まろやかな風味が特徴です。苦味は控えめですが、タラの芽独特のもっちりとした食感はあり、とても美味しいです。
和食屋さんなどの料理に入っているタラの芽はメダラがほとんどです。また、スーパーで販売されているタラの芽もメダラです。
普段私たちが目にしているタラの芽のほとんどはメダラということになりますね。
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オダラとメダラの簡単な見分け方は?
オダラとメダラを確実に見分ける方法は「とげ」です。
オダラには鋭いとげがたくさん生えています。タラの芽採りをする時には、軍手では破れてしまうので、作業用の皮手袋をするのが常識です。
それほど鋭いとげがあるので、すぐにオダラであることがわかるでしょう。
また、オダラは緑色のゴツゴツした色ですが、メダラは女性の肌のように滑らかで、きれいな黄緑色をしています。
このような色の違いかも簡単に見分けることができますよ。
しかし、注意したいのは、メダラとウルシを間違えてしまうことです。タラの芽とウルシの芽はとても似た見た目で、ウルシにもとげがありません。
ウルシに触ってしまうとひどい痒みに襲われてしまうので、十分に注意してくださいね。
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オダラのおすすめレシピとメダラのおすすめレシピ!
オダラをメダラには苦味の違いがあります。どちらも美味しいタラの芽なので、美味しいレシピを覚えてくださいね。
オダラにおすすめなのは「天ぷら」と「フリット」です。
オダラには強い苦味があるため、普通はあく抜きをしなければならないのですが、揚げ物にするとあくが旨みに変わるため、敢えてあく抜きをせずに使うのがおすすめです。
サクっと揚げた天ぷら、カリっと揚げたフリットは絶品です。
メダラは苦味が少ないので、比較的色々な料理に活用することができます。
ほんのりとした苦味を味わいましょう。
「酢味噌和え」「炊き込みご飯」「ペペロンチーノ」「グラタン」などがおすすめです。
あく抜きさえしてしまえば、天ぷら以外の料理にも簡単に使うことができます。ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
ここまで、タラの芽のオダラとメダラについてご紹介してきました。男のタラの芽と女のタラの芽と区別されているところがユニークですね。
とげのあるなし、苦味のあるなし、という違いがあることがおわかり頂けたと思います。
どちらのタラの芽が良いということではないので、お好みのタラの芽を味わってくださいね。
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