春になるとスーパーに並ぶ山菜、タラの芽ですが、自分で育てることもできるのをご存知でしょうか。
自宅の庭やベランダでタラの芽が収穫できたら嬉しいですよね。
タラの芽はタラノキという落葉低木の新芽です。葉っぱになる前の状態ですね。
タラノキは2~4mの高さになり、枝分かれが少なく真っ直ぐと伸びていく木です。日本や東アジアに生育しています。
タラの芽と聞くと、山で山菜摘みをするものというイメージがありますが、自分で地植え栽培、プランター栽培することが可能なのです。
ここではタラの芽の収穫や剪定方法についてご説明していきたいと思います。
さらに、どんどんタラの芽を増やすことができる挿し木の方法についても考えていきましょう。
タラの芽は夏や秋でも食べることができる?Sponsored Link
タラの芽の収穫について
収穫時期っていつぐらいなの?
タラノキの植え付け時期は2月~4月になります。1年目はまだ収穫することができません。水やりや草取り、害虫駆除などをして大切に育てましょう。
2年目の4月~7月が収穫時期となります。
タラノキの茎の先端のほうにある頂芽が10cmくらいになったら収穫することができます。新芽が葉っぱになる前に収穫しなければいけません。
気をつけることは?
収穫する時には、剪定用のハサミなどを使い、付け根部分を切り取ります。茶色い付け根が少し残るように切ります。
スーパーなどに置いてあるタラの芽をイメージしながら栽培しましょう。
全てのタラの芽を収穫してしまうとタラノキが枯れてしまい、次の年に収穫できなくなってしまいます。
頂芽は全部収穫しても良いですが、側芽は収穫せずに残しておきましょう。残したタラの芽は枝に成長していきます。
また、タラノキにはトゲがある木とない木があります。トゲがある木は注意が必要です。厚手の手袋などをしてトゲで怪我をしないように栽培してください。
Sponsored Link
タラの芽の剪定方法は?
タラノキは何もせずにいるとどんどん大きくなります。あまり背が高くなってしまうと管理するのが大変になります。
また大きくなりすぎると、成長が妨げられてたくさんのタラの芽を収穫できなくなってしまいます。
正しく剪定して美味しいタラの芽を収穫しましょう。タラノキの剪定時期は、タラの芽の収穫が終わった後です。
下の方の枝にある2~3つの芽を残して、あとの枝は切り詰めていきます。
タラノキは生命力が強い木なので、バッサリ剪定しても枯れてしまうことはありません。しっかり剪定をして成長を促しましょう。
タラの芽の増やし方は挿し木では駄目?どうすればいいの?
一度タラノキの栽培に成功したら、できるだけ多くのタラの芽を増やしたいですよね。
タラの芽を増やすために挿し木をする方法があるのですが、これはタラの芽を増やすだけであり、タラノキ自体を繁殖させているわけではありません。
挿し木した分のタラの芽を収穫したら終わりなので、次の年に収穫することはできません。
タラノキを増やす方法は、「根挿し」という方法になります。
根を傷つけないように丁寧にタラノキを掘り出します。その根を5~8cmに切り分けて、新しい苗用のプランターや地植えにして育てていきます。
毎年収穫できるタラの芽を増やしていきたい方は、この根挿し法でタラノキを増やしていきましょう。
実はタラの芽の種根は100均で買える⁉
タラの芽の種根は、通販やホームセンターなどで購入することができます。
そして、なんと100均でもタラの芽の種根を購入することができるのです。この100均の種根でタラの芽の収穫に成功している方が結構多いです。
100円で毎年タラの芽の天ぷらを食べることができたら幸せですね。ぜひ試してみてください。
まとめ
ここではタラの芽を自分で収穫するための方法や剪定方法、増やしていく方法などをご紹介してきました。
もっちりとした食感がたまらないタラの芽ですが、スーパーで販売されている商品が結構高いですよね。
自分の庭やベランダでどんどんタラの芽を増やすことができたら感動ですね。春の訪れと共に収穫を楽しみたいです。
タラの芽はとげありととげなしがあるって本当? タラの芽の下処理方法!あく抜きする必要があるの?Sponsored Link
コメントを残す