「11月上旬に使える時候の挨拶が知りたい」
時候の挨拶はとても多くの数があるのですが、11月上旬という時期に絞ってもかなりの数があります。その中でどの言葉を使えばいいか?迷ってしまう方向けに記事を書きました。
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11月上旬は秋と冬の境目ということに注目!
11月上旬は実は秋と冬の境目だったりします。冬というと12月から2月だと思っている方は多いと思うのですが、暦上での冬の始まりとは立冬からになります。
その立冬はいつなのか?と言いますと毎年変動するのですが、今年(2016年)は11/7になります。それより前は秋でそれより後は冬という事になるので、使える時候の挨拶が変わってきます。注意しましょう。
立冬より前に使える時候の挨拶
立冬の前日(11/6)まで使える時候の挨拶を紹介します。
秋の終わりまでということで使える時候の挨拶もたくさんあります。この中から気になったものを選ぶと良いと思います。
「霜降の候」とか「初霜の候」はどこか冬の方が似合いそうな言葉ですので、例年に比べて少し寒いなと感じる時に使うと良いと思います。
難しいのは「錦秋の候」ですね。葉が色づく季節になりましたという意味の時候の挨拶ですが、「葉が色づく=紅葉」と考えてしまうとむしろ11月中旬あたりに使いたい時候の挨拶と思ってしまうので気をつけましょう。
立冬から使える時候の挨拶
立冬からということはつまり冬の始まりを意味する言葉が多いです。ここからは暦上は冬なので寒い感じの言葉が増えてきます。
秋という言葉はなくなり、冬という言葉がつく時候の挨拶が増えてきました。季節の変わり目を感じますね。
「11/6に書いた手紙は立冬前の時候の挨拶を使えば良いのか立冬後の時候の挨拶を使えば良いのかどちらでしょうか?」
答えは立冬前だったりします。相手に届く時期を予想して手紙を書くというのも確かに色々気を使っている感じで悪くはないですが、いつ届くか正確にはわからないので、書いている今時点の気候を意識するのが良いと思います。
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11月上旬ならいつでも使える時候の挨拶
立冬などがあまり関係ない時候の挨拶もあります。一応チェックしておきましょう。
- 錦繍の候:10月末-紅葉の見頃まで
- 菊花の候:10月-11月中旬
- 霜秋の候:10/23-11月いっぱい
- 深冷の候:11月
- 夜寒の候:11月
- 残菊の候:11月
- 落葉の候:11月
- 小春日和の候:11月
- 氷雨の候:10月下旬-12月上旬
「霜秋の候」とかは秋という名前がついているのになぜ11月まで使えるのかというのが少し腑に落ちないのです。私は秋がついている時点で11/6までしか使わないようにしますが、一般的には問題がないようです。
後は「錦繍の候」ですね。「葉が錦の刺繍のように色づいている季節」という意味なので紅葉を意識した時候の挨拶なのですが、先ほどの「錦秋の候」は11月6日までなのにこちらはもみじの見頃までOKというのも少し腑に落ちません。
恐らく秋という言葉がついているかついていないかの差なのでしょうが・・・。
11月の他の期間に使える時候の挨拶をお探しの方は
今回は11月上旬の時候の挨拶の紹介でしたが、中旬や下旬も気になる方はいると思います。下のリンクを参考にしてみてください。
最後に
11月上旬に使える時候の挨拶は以上になります。意外と11月上旬という限定的な時期なのにもかかわらず色々細かく気をつけなければいけない点があることがわかっていただいたと思います。
ただ、ほとんどの読み手は時候の挨拶の部分をあまり気にせずにさっと読む人が多いのであまり難しく考えないで手紙を書く方がいいとは思います。
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