ねっとりとした食感がおいしい里芋ですが、皮むきで手がかゆくなることを思い出すと調理が億劫になり、気づけば年に数回しか食べないという方もいるのではないでしょうか。
かゆみが引き起こされる原因やかゆくなった時の対処法を知っておくと調理に役立てられそうです。
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里芋の皮をむくと手がかゆくなるのはなぜ?
里芋には「シュウ酸カルシウム」というものが含まれており、その結晶がわたし達のからだにかゆみを引き起こしているのだそうです。
シュウ酸カルシウムを含むものの中で比較すると里芋はまだマシな方らしいのですが、特に茎や根の部分に多く含まれているのが特徴ということなので、それらの部分においてはさらに気をつけておいた方がいいでしょう。
このシュウ酸カルシウムは針のような形の結晶なんです。それが何本も手に刺さるのを想像してみると、かゆくなってしまうのも当然のような気がします。
そんなものを食べて体内に入れてしまっても大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、ほとんどが吸収されずに体外に排出されるそうなのでご安心ください。
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手がかゆくならないようにする方法とは?
手がかゆくならないようにするにはシュウ酸カルシウムの特性を利用するといいでしょう。
シュウ酸カルシウムは酸に弱いとされています。そのため、酢を加えた水やレモン水などに手をつけてから皮をむくようにすると効果的です。
手に塩をつけてからむくのもいいそうですよ。また、里芋を酢水や塩水につけながらむくのも同じ理由で効果があると言われています。
さらに熱にも弱いということなので、下茹でしてから皮をむくのもおすすめです。軽く泥を落とした後に茹でてみてください。
かゆくならないばかりではなく皮むき自体がはかどりそうなので、小ぶりの里芋をむく際にも試したい方法ですね。
しかし、手がかゆくならないためにはもっと良い方法があります。それは最初から里芋に直接触れないこと。ゴム手袋や軍手をはめて皮をむくという方法です。
むきにくさは否めませんが、肌が過敏な方や少しでもかゆみを感じたくない方にはやはりこの方法が一番いいと思います。
かゆくなってしまったらどうすればいい?
里芋の皮をむいていて手がかゆくなってしまった時は、かゆみがそれ以上強くならないようにかきむしるのだけは避けるようにしてください。
かけばかくほど針状の結晶がからだを刺激してますますかゆくなっていきます。ちょっとでもかゆみを感じたら酢水に手をつけるということを繰り返したり、酢水で手を洗い流すようにしましょう。
また、少しでもそうなってしまう可能性を減らすために手際よく皮をむくように努力するのも大切なことです。すべてむき終わったら洗剤でしっかり手を洗いましょうね。
まとめ
里芋は皮がむかれた状態の商品も販売されています。どうしても気になる方には助かりますね。
料理を楽しむためには調理中のこういったストレスを緩和するのも大切なことではないでしょうか。
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