煮物やおでん、そしてサラダとバラエティー豊かな調理法で味わえる大根。日本人の食生活においては定番の食材ともなっていますよね。
さて、大根にも数多くの種類がある事をご存知でしょうか。大根には「山田ねずみ大根」という変わったネーミングの種類もあるのです。
そこで【山田ねずみ大根の特徴や旬は?】【山田ねずみ大根のオススメの食べ方とは?】についてご紹介致します。
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山田ねずみ大根とは?
山田ねずみ大根は滋賀県草津市北山田地区で古るから栽培が行われてきた大根です。その為、「近江の伝統野菜」とも言われています。
でも、どうして「ねずみ」という名前が付いているのか不思議に感じる方もいらっしゃいますよね。
それは、山田ねずみ大根の形に理由があります。
一般的に大根と言えば、胴回りが太く、根っこの部分の方に向かって細くなていますよね。
しかし、山田ねずみ大根は根っ子の部分に向かう程太くなっています。そして、細い根がお尻に付いています。
この形が鼠のお尻に似ているという事と「山田地区で栽培されている」という事で「山田ねずみ大根」と名付けられています。
以前は、漬物の定番として重宝されていましたが、量産に不向きな点や生産者の減少、高齢化によって栽培数が激減し、流通数も激減しています。
その為「幻の大根」とも呼ばれています。
山田ねずみ大根の食べたときの味などの特徴は?
山田ねずみ大根は、大根特有の辛味成分がほとんどなく、甘味を楽しむ事ができます。
また、果肉は緻密で生食で食べると、パリッとした食感が魅力の一つとなっています。
主な産地はどこ?旬の時期っていつなの?
山田ねずみ大根は滋賀県草津市の北山田地区が主な産地となっています。生産量はごく僅かとなっていますが、全国的にも栽培が行われています。
そんな山田ねずみ大根は11月中旬~12月が旬の時期となっています。
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山田ねずみ大根のオススメの食べ方は?
山田ねずみ大根は、柔らかさと緻密な果肉が魅力の品種です。漬物にすると、パリパリとした食感とさっぱりとした味わいを楽しむ事ができます。
また、大根と言えば煮物といった加熱調理も美味しさの一つですよね。
山田ねずみ大根は、味が染み込みやすいので、煮物やふろふき大根といった料理にもピッタリです。
いつも私達が食べている大根との違いは?
山田ねずみ大根は一般的に食されている青首大根とは全く異なる点があります。
まず、青首大根は首が緑色となっていますが、山田ねずみ大根は全体が真っ白となっています。
そして、青首大根の葉っぱはやや太さがありますが、山田ねずみ大根は軸が細く柔らかさがあるので、余す事無く料理に活用できる品種となっています。
あとがき
古くから滋賀県草津市北山田地区で栽培されてきた山田ねずみ大根は生産量が大変少ない大根です。
しかし、伝統野菜の一つとして再び注目を浴び、少しずつ生産量が増えてきています。今後、全国の青果店やスーパー観かける事ができる大根とも言えますね。
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