日常生活では、数多くの野菜が食べられています。
中でも大根は、生食は勿論煮物やおでんといった加熱料理でも食べられており、定番の食材ともなっています。
さて、一般的に大根と言えばやはり青首大根ですよね。でも、「祝い大根」も人気の高い大根となっている事をご存知でしょうか。
そこで今回は【関西の雑煮に欠かせない祝い大根(雑煮大根)とは?】【祝い大根(雑煮大根)の特徴とは?】についてご紹介致します。
▶ 青皮紅心大根という赤い大根の味の特徴と旬の時期とオススメの食べ方は?
Sponsored Link
祝い大根(雑煮大根)とは?
祝い大根(雑煮大根)とは、京都府や奈良県を始め、関西地方で重宝されている大根です。
一般的に知られている大根〈青首大根)と言えば胴回りに太さがありますよね。しかし、祝い大根(雑煮大根)は細く、小さい形の大根となっています。
奈良県で古くから作られてきた野菜となっており【大和の伝統野菜】とも呼ばれています。
でも、どうして「祝い大根」と呼ばれているのか不思議ですよね。
それは、関西のお正月に食べる雑煮に欠かせない材料となっている事で、祝い大根と呼ばれています。
祝い大根(雑煮大根)の食べたときの味などの特徴は?
祝い大根(雑煮大根)は加熱すると味がとても染み込み易く、煮物やおでん、そして雑煮にピッタリな大根です。
加熱すると甘みが増し、いくらでも食べれちゃう美味しさです。
主な産地はどこ?旬の時期っていつなの?
祝い大根は奈良県が主な産地とされています。京都府や滋賀県、岐阜県といった関西を中心に栽培が行われています。
そんな、お祝い料理に欠かせない祝い大根は12~1月が旬の時期となっています。
祝い大根(雑煮大根)は主にお雑煮の具として使われている?
祝い大根(雑煮大根)は雑煮の具としても重宝されています。多くの方が「雑煮に大根?」と感じてしまいますよね。
でも関西地方においては、雑煮に大根が欠かせない具であり、使用されるのが祝い大根となっているのです。
関西地方の雑煮は白みそ仕立てで、祝い大根を始め、多くの食材は角が立たないよう輪切りの状態で使用されます。
角が立たないように切るのは「角が立たずに円満に過ごす事ができる」という事から角が立たない切り方が行われています。
その為、小さめサイズの祝い大根は輪切りにすると、お椀に丁度良いサイズという事から重宝されているのです。
お雑煮に祝い大根を入れるときの切り方は皮はむく?むかない?
雑煮に祝い大根を入れる時、「皮は剥くのか?」という疑問を感じる方がいらっしゃいますよね。
雑煮として使用する時は「皮は剥きません」。皮はとても薄く柔らかいので、そのまま食べる事ができます。
その為、付着している土をしっかりと洗う事が重要となります。
また切り方は「輪切り」にします。皮を剥かず、輪切りにする事で角が立たない切り方となり、お祝い料理に相応しい形となります。
あとがき
関西の雑煮に欠かせない祝い大根。
角が立たないように切る事で、円満な生活を過ごせるという意味合いがあり、新年には多くの方に食されている大根となっているのです。
雑煮に大根を入れるという風習が無い方は、是非食べてみては如何でしょうか。
▶ 辛味大根の種類一覧!意外とたくさんの種類があった!
▶ 赤い大根の種類一覧!普通の大根と栄養価が違う?
▶ 白い大根の種類一覧!自分の好みの大根はどれだ?
Sponsored Link
コメントを残す