うなぎの種類は？中国産のニホンウナギってどういうこと？

土用丑の日と言えばうなぎですよね。たっぷりの脂が乗ったうなぎを焼き上げ、甘辛タレで仕上げたうな重は贅沢な一品ともなります。

そんな多くの方から人気となっているうなぎにもあらゆる種類があるのです。そんなうなぎの種類についてご紹介します。

うなぎの種類は多い！

ウナギ科ウナギ属のウナギの一種で日本や朝鮮半島といったアジア圏一帯に生息しているうなぎです。成魚は1～1.3m程にも成長し、粘膜に覆われた胴体となっていますが、皮下には鱗もあるのです。

かつては日本中の多くで生息しており、河口付近で生息しているうなぎは淡水・汽水・海水に常時適応する事が出来、自由に行き来して生活していましたが、全国各地で河川の大規模工事が行われた事で、今では大幅に数が減少し、希少性の高い種類ともなっています。

しかしニホンウナギは身に厚みがある事やたっぷりの脂、泥臭さが無い事で、高級食材として重宝されています。

オオウナギはウナギ目ウナギ科に属している魚となっています。名前に「ウナギ」と付いているのですが、ニホンウナギといったうなぎの仲間ではなく、魚に分類されています。

オオウナギは全長2mで20㎏にもなる大きさが特徴的です。オオウナギは熱帯種となっている事で、日本ではあまり見かける事がありません。

九州地方よりも南下したエリアで見かける事が可能となっています。

大きい事から食味部分が多くありそうな感じがしますが、ニホンウナギと比較すると、あまり美味しくはなく、鹿児島県南部や台湾においては強壮剤として使用される事もあります。

オオウナギは肉食性となっている事で、小魚や甲殻類、カエルといった小動物を捕食します。特にカニ類を好む性質がある事で、地方によっては「カニクイ」の名で呼ばれる事もあります。

またオオウナギは市町村や自治体によっては天然記念物に指定されている事もあるので、捕獲には注意が必要となります。

ウナギ科に属する魚類の1種として、ヨーロッパに分布している唯一のうなぎとなっています。古くから食用として、好まれていますが、近年は個体数が激減してきています。

19世紀頃は河口にて大量に漁獲する事が出来ていましたが、乱獲や工業化による埋め立て等によって、激減し、現在では危惧種ともされているウナギです。

細長い円筒形の体で。雌の方が雄よりも大きく成長する傾向があります。

ヨーロッパにおいては焼きやフライ、燻製とあらゆる調理法でしたしれていますが、ぶつ切りにして煮詰めて冷やし固めたゼリー寄せは郷土料理ともなっています。

スウェーデンでは捕獲したヨーロッパウナギが約155年飼育されていた事で、最長記録ともなっています。

アメリカウナギは北アメリカ東岸、カリブ海に分布しているうなぎです。

個体数が激減している事で、アメリカ政府ではワシントン条約による国際取引の規制も検討している程、貴重な存在となっています。

デンキウナギ…デンキウナギ目ギュムノートゥス科デンキウナギ属の硬骨魚類となっています。ウナギと呼ばれる個体の中では特に体の大きい種類となっています。

アマゾン川等に生息し、放電する種類として危険視もされています。その電圧は大型動物さえも、ショック死してしまう程高圧となっており、人的被害も多くあります。

発電時は自身の関電しているのですが、肌細胞が絶縁体の働きを行う為、自身への被害はほとんど無いのです。

ニホンウナギは「ニホン」って名前がついているので、日本に生息しているウナギと思っちゃいますよね。でも中国産のニホンウナギも存在しているのです。

ニホンウナギは黒潮に乗って回遊してくる事で、日本だけでなく中国や韓国でも漁獲する事が出来るのです。特に中国においては特に漁獲量が多く、日本で流通されているニホンウナギの半数以上が中国産ニホンウナギとなっています。

つまり普段何気なく食べているニホンウナギの多くが中国産ニホンウナギとも言えるのです。

ニホンウナギのように食用とされているウナギは数多くあり、世界中であらゆる調理法によって食されています。

しかしどの種類のウナギも個体数が激減している傾向となっており、感謝の念を忘れないで味わって頂きたいですね。