日本のホタルと言えばゲンジボタルとヘイケボタルという2種類のホタルが有名です。ただどう違いがあるかってわかりますか?私は実は知りませんでした。
同じホタルですがきっと違いがあると思うんですよ。だって源氏と平家ですよ?平安時代の有名な家系ですから。
それにしても・・・何でホタルに「源氏」「平家」なんて使ったんでしょうね?気になっちゃいました。
ユミ
Sponsored Link
ゲンジボタルとヘイケボタルの違いと見分け方は?
表にしてみました。
ゲンジボタル | ヘイケボタル | |
---|---|---|
分布 | 本州・四国・九州 | 日本全土 |
卵の大きさ | 0.5mm | 0.6mm |
脱皮回数 | 5-6回 | 4回 |
食べ物 | カワニナ | タニシ・モノアラガイ |
生息場所 | 河川 | 水田・池・湿原 |
成虫の体長 | メス:2cm・オス:1.5cm | 1cm |
飛ぶ季節 | 6月中旬~7月上旬 | 7月~8月 |
飛び方 | 曲線に飛ぶ | 直線に飛ぶ |
ユミ
大きさが違う
ゲンジボタルは1.5cm~2cmですがヘイケボタルは1cmと言われています。ヘイケボタルのほうが小さいんですね。
大きさで判断は出来るかもしれませんが、個体差があるので確実ではないですね。
背の模様が違う
ホタルの赤い部分の黒い模様に違いがあります。
ゲンジボタルは黒い模様がまるで十字架みたいなのに対し、ヘイケボタルは縦一線の黒い模様となっています。
一番見分けがつくのはココではないでしょうか?
飛び方が違う
ゲンジボタルは曲線に飛ぶのに対し、ヘイケボタルは直線的に飛ぶのが特徴です。
私は曲線に飛ぶゲンジホタルのほうが光が幻想的で綺麗だと思います。
光の強さが違う
ゲンジボタルのほうが一般的に光が強いとされています。ただ、比較しないとその差はわからないと思うので判断材料としては乏しいですね。
ホタルはオスだけ光るのは嘘、メスも光る!その意味とは? 昼にホタルはどこにいる?ホタルは日中の生態について調べる!
成虫となって光る季節が違う
ゲンジボタルは6月から7月上旬に多く生息します。ヘイケボタルは7月から8月にかけて見られるホタルです。
季節によって見頃が違うので蛍狩りに行った時期によってどちらを見ているのかわかりますね。
ちなみにホタルの成虫って本当に少しの時間しか生きる事ができません。
どちらもほんの少しの期間しか見ることができませんが、限られた時間だからこそその光は綺麗なのだと思います。
ホタルの寿命はとても短い!その理由とは? ホタルはオスだけ光るのは嘘、メスも光る!その意味とは?
Sponsored Link
ゲンジボタルとヘイケボタル
ゲンジボタルという名称がついた理由は?
古くはヤマボタルとかオオボタルと呼ばれていたようですが、今ではゲンジボタルと呼ばれることが多くなりました。
その理由は複数あります。一つ一つ説明していきたいと思います。
源平合戦に敗れた身なものと源頼政の亡霊からくる説
源平合戦の始まりである以仁王の挙兵。その時に負けて戦死した源頼政の無念の思いが夜空に高く飛び交うホタルに喩えられた事が由来だと言われています。
戦死した源の頼政が亡霊となってホタルとなって戦うという逸話があって、それがゲンジボタルの由来となっている説。
源氏物語の光源氏が由来の説
源氏物語の中に光源氏がホタルのような光を放つという描写があって、それがゲンジボタルの由来だとされている説があります。
ヘイケボタルという名称がついた由来は?
コメボタルとも呼ばれているホタルです。ヘイケボタルも諸説あります。ゲンジボタルに比べて小さいのが名前の由来の理由になっているケースが多いですね。
源平合戦で最終的に負けたのは平家でした。
源氏よりも小さい存在だったという流れからこのホタルはゲンジボタルより小さいため、それがヘイケボタルの由来だとされています。
ゲンジボタルとヘイケボタルの違いまとめ
- ゲンジボタルの方が大きい。
- 黒い部分の模様がゲンジボタルは十字、ヘイケボタルは縦一線
- 飛び方がゲンジボタルは曲線、ヘイケボタルは直線
Sponsored Link
コメントを残す