レンコンの特徴と言えば穴ですよね?アレって何で開いているんでしょうか?
私は調べる前に思っていたことは水の通り道だと思っていました。根っこから水を葉や花に送るために大きな穴が必要なのだという感じですね。
しかしそれは大間違いで穴が開いているのはただの水の通り道でも飾りではなくきちんとした理由がありました。
今回はレンコンの穴について色々調べてみました。
ユミ
レンコンの生産量ランキングと消費量1位の県はどこ?
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レンコンの穴はなぜ開いているの?
レンコンの穴は空気の通り道だったりします。
これでは十分な説明ではないので、もう少し細かく言いますと、あの穴は「通導組織」と呼ばれているものです。
レンコンって蓮の根っこのことですが、地中深くに潜っているレンコンは空気にふれることができません。酸素などが自力で供給できないわけです。
そこであの大きな穴が必要になるわけです。光合成をすることで作り出された酸素がをあの穴を利用して根や茎に送り込む。そういう役目があの穴にはあるというわけです。
ちなみに蓮の茎にも蓮根と同じような小さな穴が開いています。
正月にレンコンを食べる理由は穴にあった!
正月のおせち料理にレンコンって結構出てきます。正月料理の殆どは縁起を担ぐのが目的ですのでレンコンも食べる理由があるわけです。何だと思いますか?
穴が開いているところから将来が見通せるようにと願って食べるわけです。
穴が開いているから遠くを見ることが出来る。それが未来を見通せるようにという願いに変わったわけですね。
しかし私は違う理由で覚えていました。間違った解釈なのですが・・・。
「穴を覗くと明るい=明るい未来を願う」
みたいな感じで縁起を担ぐ食べ物だと思っていたのですが・・・私の解釈のほうがしっくりくるのは私だけなのでしょうが。
レンコンの穴の数は決まっているの?それともランダム?
「レンコンに穴がある理由はわかったけれど穴の数ってキチンと決まっているの?」
蓮根の穴はカニの足の数とかイカやタコの足の数のように決まってはいないようです。
真ん中の小さい穴を入れて9~10の穴が開いているレンコンが大多数を占めますが中には小さな穴が15個とか開いているちょっと変わったタイプもあるようです。
品種ごとに違うのかと言われるとそういうわけではなく、同じ畑から採れたレンコンでも個体差があったりします。
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レンコンの穴に土が付着していたりするのは何で?
たまにレンコンの穴の部分に土のような泥が付着しているものが売っていたりします。
泥付きの野菜と聞くと鮮度が良さそうでついつい手を出しそうになるますがよくよく考えてください。
レンコンの穴の部分って栽培中は土に面していますか?いませんよね?
レンコンの穴の土は収穫時にレンコンが折れたりして泥水が穴の中に付着したものだったりします。
つまりは「泥がついている=新鮮」という図式は全く当てはまりません。
穴に土がついているレンコンは洗うのも大変ですし、土がついていないレンコンに比べて痛みやすいので出来るだけ避けるのが正解だったりします。
穴に土がついた蓮根の土の除去方法は?
水で洗い流してもなかなか綺麗にならない蓮根の穴ですがどういう方法が一番綺麗になるでしょうか?私がオススメする方法は2つあります。
- 綿棒を使って綺麗にする
- 菜箸の先にキッチンペーパーを巻いて綺麗にする
これらの方法で土は綺麗に取れると思います。
レンコンの穴が黒い。これってカビなの?
「蓮根を買ってきたら穴が黒かった。これってカビているの?」
野菜などを買ってきたら何か傷んでいそう。食べたらお腹壊したりしそうで怖いけれど勿体無いと思う時って結構あると思います。
蓮根の穴が黒かったりするときもカビのような気がして食べたら健康に悪そうですよね?どう対処すればよいのでしょうか?
レンコンの穴が黒い理由はレンコンの成分に理由があります。タンニンという成分が硫化鉄と反応をしてしまうと黒くなってしまうようです。
なので殆どの場合はレンコンの穴が黒くても問題なく食べられるようですが、あまりに黒ずんでいるものはさすがに避けたほうがいいかもしれません。
ちなみにレンコンが黒ずむのを避ける方法は酢水に漬けておくとよいようです。
ユミ
レンコンが黒く変色してしまった!その原因と防止策は? レンコンが紫色や赤色に変色してしまう原因は?食べられるの?
まとめ
以上で蓮根の穴についての疑問の記事を終わりたいと思います。
- レンコンの穴は空気(酸素)の通り道
- レンコンの穴の数はだいたい9~10だけれど個体差はある
- 穴に付いている土は収穫の際についたもので新鮮の証ではない
- レンコンの穴が黒いのはカビではなく、硫化鉄と反応して黒ずんでいる
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