「2月に使える時候の挨拶で今の時期だとどれを使うのが正しいのだろうか?」
時候の挨拶って形式にまかせてただその時期に合ったものを使えばいいのですが、それだと少し味気なく感じます。
今の気候に相応しい言葉を選んで使うほうが、ほんの些細なことなのですが手紙に自分の想いというのを込められた気になります。
このほんの少しの気持ちを手紙に込められるように、2月に使える時候の挨拶について使い方などをまとめてみたいと思います。
Sponsored Link
2月の二十四節気について
季節の分かれ目と二十四節気は密接な関係があります。手紙の時候の挨拶にも二十四節気は深く関わっているので意識しておきましょう。
2月の二十四節気は「立春」と「雨水」です。
「立春」は冬と春の分かれ目なので特に重要な言葉になります。立春は2017年だと2/4になります。これ以後「春」を意識する言葉を使うのが適切です。
「雨水」は2/18です。基本的に雨水から使える時候の挨拶は1つしかない(雨水の候)のであまり意識する必要はないのですが、意味ぐらい覚えておくと手紙の書くネタに困らないかもしれません。
立春より前に使える時候の挨拶は?(2/3まで使える言葉)
2月上旬は立春以前と以後で時候の挨拶がガラリと変わります。まずは2/3まで使える言葉を覚えておきましょう。
季節的には晩冬にあたる時期なのですが、こうしてみると寒さが厳しいような表現多いですね。晩冬は1年で一番寒い時期なので気候的にもこのような言葉がよく似合います。しかし立春すぎるとすぐに春の匂いを感じる言葉が多くなるところが時候の挨拶の不思議なところです。
立春から使える時候の挨拶(2/4から使える言葉)
2月上旬でも立春を過ぎると季節は春になります。
今まで使っていた冬に関する時候の挨拶は全て使えなくなるのでココの分かれ目はしっかり意識しないと季節感がない手紙になってしまうので気をつけましょう。
立春の候は2月上旬までしか使えない時候の挨拶ですが、他の言葉は全て2月末まで使える言葉なので使いやすいと思います。
ただ問題は2月の気候を考えると使いづらいなと思う言葉が多いんですよね。2月って春と感じる人って少ないのではないでしょうか?冬真っ盛りの印象が強い時期なんですよね。
そういう時期なのに「春」を意識された言葉を使うのは少し気が早いと思われがち。形式的には間違っていないのですが相手先に「この人変な人」とは思われたくないため、私は2月に春を意識する時候の挨拶を避けます。
そう考えると使いやすいのは「立春の候」「余寒の候」「残寒の候」などでしょうか。
立春は誰でも知っている言葉なので「おかしい使い方」とは思われにくいです。「余寒」「残寒」という言葉は寒さが伝わってきて春の匂いはまるでしません。2月の気候にピッタリな言葉ですね。
Sponsored Link
2月上旬のみ使える時候の挨拶
節分の候がこれにあたります。
ただ節分って2月3日ですよね。その日にぴったりと手紙を出すのって難しいのですがそれより前後しても問題ないと思います。
節分って豆まきのイメージが強いですが、本当の意味って「季節の分かれ目」という意味なんです。なので2月上旬って丁度冬から春になる分かれ目に値する時期なのでよいと思います。
2月中旬から使える時候の挨拶は?
2月18日から使える時候の挨拶「雨水の候」のみです。
「雨水」とは先程も紹介しましたが二十四節気の一つです。その期間だけ使える言葉が「雨水の候」になります。
それ以外は特に2月中旬から使える時候の挨拶はありません。立春から使える時候の挨拶をそのまま使って問題ありません。
2月下旬から使える時候の挨拶は?
ありません。
立春から使える言葉を中心に時候の挨拶を選んでください。
まとめ
2月は立春の前後で時候の挨拶が大きく変わるということを意識しておけば使う時期を間違えることは少ないです。
後は書き手の自由だと思います。
私なら「梅鴬の候」なんてちょっと洒落っ気を出して使いたくなります。季節的には冬だけれどそろそろ春になってほしい。そういう雰囲気を感じることが出来る時候の挨拶ではないでしょうか?
また、まだ寒いのでお体に気をつけてという意識を持つ手紙の場合は「余寒の候」「残寒の候」などの少しまだ冬を匂わせる言葉を使います。
ほんと些細な部分ですがそういう細かいところに気を使う手紙って気持ちがこもっていて素敵だと思います。例え読み手に伝わらなくてもそんな気配りができる手紙が書きたいですね。
12月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめ 3月に使える時候の挨拶は?上旬・中旬・下旬の使い分けは?
Sponsored Link
コメントを残す